おんすしところほうらい3-白身編3

 煮つけで知られる金目鯛は,関東ではあまり寿司には使われないそうだが,この店では通い始めた当初から使われている。
 実は,寿司屋では種々の雑事から解放されてのんびりと過ごしたい気持ちだったので,どんな魚がどんな味かということをあまり考えて食べていなかった。金目鯛と赤むつは,味が中途半端な感じがしていたこともあって,どっちがどっちかもわからないでいた。しかし,BSで放映されている『早川光の最高に旨い寿司』という番組の影響で,どんな魚がどんな味であるかに興味を持つようになり,金目鯛と赤むつについても語れるようになってきた。
 金目鯛は,大袈裟な表現になるが,濃厚な脂が魅力である。しかし,今年に入ってからは,非常に上品な味も感じられるようになってきた。
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