味が全く違う不思議さ

 恒例のおんすしところほうらいの話。
 最初に出てきたのはすずき。夏が旬の魚なので驚いていると,親方自身がこの時期の物が好きなのだと言う。確かに平目のような繊細な味がした。振り返ってみても,この日の中で3本の指に入る美味だった。
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 続いては細魚(さより)。春と秋に旬があるとのこと。淡白な中にも独特の味わいがある。いつもなら,鯛,金目鯛,赤むつといったところが初めに出てくるのだが,今回の組み合わせは初めて。
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 ひと通り出てきた物を食べてから最後に注文したのが穴子。皮目とそうでない物の2種類に,いずれも醤油をつけてもらった。前回は,同様にして何もつけてもらわなかった。その時は,味の違いはほとんど無かった。しかし,今回は全く違った。皮目が遥かにおいしかった。たまたまそういう物に当たったのか,醤油との相性なのか,次回のおんすしところほうらいが楽しみだ。
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