2014-03-01から1ヶ月間の記事一覧

変わった雲

1か月ほど前の大雨の後に変わった雲が現れた。 天候が不安定な場合に出ることが多いと言われる「乳房雲」の一種だと思うが,夕方ということもあってか,色合いが実に不思議だ。

高草山点描4

高草山への登山者が以前に比べて増えたと思う。登山口から1時間程度で頂上を踏むことがどきる簡便さがある。 焼津や藤枝の両市民にとっては,間近に見える最高峰ということも大きく心理面に大きく作用しているだろうし,そうした人たちにとって自分が住む街…

高草山点描3

3月ともなれば高草山の周辺のあちこちに菜の花が咲いている。休耕田(?)に一面のように咲いていることもある。中に入って撮ってみたい気持ちもあったが,車を停める所が無かった。中央奥の丸い山は,標高126mの虚空蔵山。

高草山点描2

高草山の南麓にある高崎集落で上り坂になった車道を歩いていた。傾斜がきつくなってきたので路面を見ながら歩いていたら地面に模様が見えた。「この道は,模様がつけてあるのか?」と思った。 しかし,よく見たらそうではなかった。早咲きの桜の花びらが路面…

高草山点描1

高草山に行くと,以前よりも登山者が増えたと思うことが通例で,登山口から1時間もあれば登頂でき,焼津市・藤枝市・駿河湾の展望が利くので,人が多いのも頷ける。 南面の登山道が多いようだが,西面の登山道もなかなか良い。 下の写真は,西麓の三輪から…

キスミレ

先週の日曜日に高草山に行った。『安倍山系』下巻のための調査であるのはもちろんだが,見たい花があった。キスミレだ。 高草山は,キスミレが咲く山として知られているが,昔に比べて数が減ったそうで,最近は知る人ぞ知るという場所にしか咲いていないらし…

旧石部隧道の遺構5

3日前に下り線の坑口がなぜかきれいであることを書いたが,上り線の坑口は,下の写真の通りだ。 どこかのブログに「竹輪にかぶりついた痕のようだ。」と書かれていたと記憶している。しかし,内部には煉瓦が整然と並んでいる様子がわかる。

旧石部隧道の遺構4

坑口に入る手前は,滑り易い土質で,ちょっと気をつける必要がある。隧道の中は,いろいろなブログで見て気になっていた。 中は,生活物資で埋め尽くされている感じだった。あるブログでは,住んでいた人と話をしたことが紹介されていた。しかし,最近にのプ…

旧石部隧道の遺構3

昨日は,神戸方の坑口がもっと先まで延びていたことを書いた。その証拠になる物が坑口の下に転がっている。写真では少しわかりにくいが,煉瓦によって造られた塊は,緩い曲線をなし,それがトンネルの内部の壁だったことを示している。 この遺構をブログなど…

旧石部隧道の遺構2

下の写真は,下り線(神戸方)の坑口である。ある方のブログでは,この断面についてある考察がされていた。要約すると「上り線(東京方)の坑口の位置から考えて,実際にはもっと手前側に延びていた筈で,この坑口の断面がすっきりし過ぎているのは不思議。」と…

旧石部隧道の遺構1

まず写真を見てもらいたい。 この遺跡ができた経緯は,多くのホームページやブログで紹介されているので省略するが,2つの坑口の手前に転がっている路盤跡が大崩の海岸浸食の凄まじさを物語っている。

大崩海岸

静岡市の南端に大崩海岸がある。その名前が示す通りに昔から崩落が続いていて,昭和45年に造られたという洞門がその僅か1年後に崩落した岩によってつぶされ,通行していた乗用車が下敷きになり,1人が亡くなったとのことだ。 今後も崩落が繰り返されるこ…

藪の谷を行く2

鞍部に着く手前は,唯一の尾根の登りがあった。その尾根への2mほどの段差に難儀したが,尾根に着くと綱とコンクリート製の土留めがあった。海岸に沿った青谷集落の人が尾根を越えた北側の耕作地に通っていた証拠だ。 これと同質の土留めが,この周辺の何箇…

藪の谷を行く1

日本平の南面にある藪の谷に1月に行って来たが,「別の道がある。」という知らせを受けて2月にも行って来た。下の写真は,ピンぼけで申し訳ないが,藪の谷を抜け出た鞍部だ。中央奥が先ほどまで歩いていた谷である。昨年の1月にこの場所の右から左へ抜け…

藪尾根を行く4

木和田川の堰堤群を見た後に,ある林道からまだ見ぬ道があるかどうかを調べに行った。実際問題として,そうした道があると調査をしなければいけないので,無いのが望ましい。しかし,期待に反して道があった。事前の情報にも全く無かった道だ。 下の写真を見…

藪尾根が終わった直後の話

藤枝市の東端にある坂下集落の奥に木和田川の堰堤群がある。以前から気になっていたのだが,見ないままに終わっていた。しかし,藪尾根からそこに下って来たので否応なしに見ることになった。 明治時代の末期に大水害があったとのことで,それを防ぐために明…

藪尾根を行く3

藪尾根とは言え,地元の有志が道を切り開いてくれたり,道標を付けたりしてくれてあり,心強いことこのうえない。さらに急な斜面には綱もつけてくれてある。これで安全度が格段に違う。この山域では,私が知っているだけで少なくとも4箇所に綱がつけてくれ…

藪尾根を行く2

藪尾根は,一般道でないので,公式の道標は全く無い。しかし,地元の有志が随所に手作りの道標を設置している。今回の調査でもこの小さな道標が無ければ,ここに分岐があることが全くわからなかっただろう。 実は,3か月前にもこの場所を通っているが,この…

藪尾根を行く1

『安倍山系』下巻の調査で満観峰に繋がる尾根を調べてきた。一般路が設けられていない,いわゆる「藪尾根」だが,下の写真を見てわかるように,地元の有志が人が通れるように道を切り開いてくれてある。道を僅かでも外れれば藪に突入して動きができないので…