旧石部隧道の遺構3

 昨日は,神戸方の坑口がもっと先まで延びていたことを書いた。その証拠になる物が坑口の下に転がっている。写真では少しわかりにくいが,煉瓦によって造られた塊は,緩い曲線をなし,それがトンネルの内部の壁だったことを示している。
 この遺構をブログなどで紹介した何人かが語っていることだが,こうした煉瓦を組み合わせた部分は,実に丁寧な造作であり,当時の技術の高さを示している。
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