富士山とその周辺の山
「富士三足」という言葉がある。富士山の北にある足和田山・富士山の東にある足柄山・富士山の南にある愛鷹山である。愛は「あし」と読むので,「足」ということである。 愛鷹山は,愛鷹連峰の中にある1峰だが,愛鷹連峰全体のことを指して愛鷹山ということ…
伊豆半島には多くの火山があるが,北端近くにある達磨山は,眺めがいいことで知られている。 その西麓にある戸田湾は,爆裂火口跡と聞いたことがあるが,検索してみると,駿河湾によって運ばれた土砂が堆積した「砂嘴」と書かれている。
「愛鷹山」という言葉には2つの意味がある。1つはこの山塊全体を指し,もう1つはこの山塊の南端にある峰を指す。混乱を避けるために,表題に「愛鷹連峰」と書くべきだが,その言葉は山歩きをする人にとっては当たり前でも,一般の人にとっては馴染みが無…
日本の火山には火山が多く,山歩きや鉄道の旅などをしている内に多くの火山の写真を撮っていることに気づいたので,それらを紹介していく。 富士山を描く場合,日本人の多くは,小さい子供が描くような三角形に近いものを描くだろう。 しかし,南東にある三…
下の新聞記事は,今回の話にはほとんど関係無いが,静岡県では2月23日が「富士山の日」とされている。 今年は,その日の富士山での最低気温が零下22.3度だったそうで,そのことを忘れないための備忘録としてここに書いただけだ。
富士五湖とは言っても,写真で紹介できるのは三湖しかない。 天上山ロープウェイからの河口湖 2011年6月12日 パノラマ台からの精進湖 2017年8月23日 本栖湖 2015年5月10日
夏の暑い日に御殿場線に乗って御殿場駅のホームに立った時に涼しさを感じた。標高が500mぐらいあるので,単純に考えて3度ぐらい低かったのだろう。
富士山の西に広がる朝霧高原は,静岡を代表する高原だろう。 50年ほど前に世界中のボーイスカウトが集う大会が開かれた。
この場所には知事が何かの視察に来たのだろうか。左奥は,三ツ峠山。 大嵐天神社まで戻って林道経由で下山した。そのすぐ下にある大木。 5分ほどで車道に出た。 東参道を下って来た。西参道に相当する山道は,27年前に歩いている。 中央右の窪んだ所に大…
大嵐天神社があった。27年前にはここまで来ているが,この建物があった記憶は無い。平成9年に建てられたらしい。 寄付者やいくら掛かったかなどかが書かれていた。 丸太階段の急坂が続いたが,足を踏む所が削られているので,段差が僅かに少なかったのが…
紅葉は,最盛期と思われる。 縦走路から10mほど外れた右に四等三角点「一之瀬」があった。 「国地院」(国土地理院)ではなく,「地理調」(地理調査所)と刻まれているので,かなり古いと思われる。 背面は,「山(山梨県の意)〇〇(2桁の番号)」と刻まれてい…
足和田山(五湖台)を最高峰とする山稜で,27年前に歩かなかった東端の一部を歩くことと,そこにある三角点を確認することだった。 登山口は,道の駅かつやまのすぐ西にある。 30秒ほどで周回コースと直登コースが分かれ,前者を登った。『安倍山系』の調…
中央の奥にある水溜りに鳥が来るそうで,霞み網で捕獲した鳥に標識をつけている人がいた。 大室山頂上 二等三角点「大室山」 三角点のすぐ東に展望地がある。 富士山は,あいにくの曇天で望めない。 昨年の時の富士山 御坂山地(中央は,黒岳と三ツ峠山と思わ…
一般道は無い扱いの山だが,歩き易い道が続いている。 青空が欲しい。
富士山の側火山である大室山に行ってきた。 登山口には5~6台駐車できる。 大室山には昨年の9月にも行っている。その時のことは,夏の青春18きっぷのことが長引いたので,紹介するのを忘れてしまった。 その時に立ち寄った富士風穴。 意外にも針葉樹が…
三ッ沢(左方向)と精進(右方向)とを結ぶ峠。パノラマ台付近にあった道標に「三ッ沢峠」という名称が書かれていて,ここが三ッ沢峠の筈だが,この場所にはそれが書かれていない。 不慣れな人にとっては,「『三ッ沢峠』と書かれていないから,三ッ沢峠はもっと…
パノラマ台の手前に中之倉峠方面への分岐がある。写真の奥から右へは,3年前の5月に歩いた。 右の展望盤にはいろいろな山や地名が書かれているが,いい加減なものが多かった。 本栖湖,竜ヶ岳(左),雨ヶ岳(中央)。 左手前に精進湖,中央に西湖と河口湖。 …
8月の山行は,天候に振り回された感じで,日帰りの一度きりで終わってしまった。 Sさんと出掛けたのは,当初の予定では守屋山だったが,話をしている内に大蔵高丸に変わり,精進湖が近くなった所でさらに変わってしまった。 精進湖畔から歩き出す。 小綺麗…
新倉山には次のほぼ同じ時期にも行った。その時は,河口湖畔にあるロープウェイを利用した。 眼下に河口湖が見えた。 富士山は,雲の中。 キンラン。 富士急行で河口湖まで戻ろうとしたが,ちょうどいい電車が無かったので歩く羽目になった。
7年前の6月6日に富士吉田市にある新倉山に行った。アヤメの名所があるからだ。 南には富士山が大きい。 忠霊塔である五重塔。 アヤメは,自然のものではなく,人によって植えられたらしい。 下山してから集落を歩いているとヤマツツジの花が鮮やかだった。
林業関係のためだろうが,こんなにまでも巻かないといけないのだろうか? 豆桜を上から見た。 西沢集落跡に咲いていたハナニラ。 同じく西沢集落跡に咲いていた三椏。 林道脇に咲いていたミツバツツジ。
きつかった急傾斜の尾根が終わり,傾斜が緩やかになった。 長者ヶ岳と天子ヶ岳とを結ぶ稜線に着いた。 天子ヶ岳へは5分ほど。これは,最高地点より僅かに低い場所にある。 僅かに南東側に行った所からの富士山。
馬酔木に似ているが違うと思われる。 1086m標高点のすぐ東にある鞍部のすぐ下を東海自然歩道が通っている。そちらからはこちらの道に気づかないが,長さ30mほど連絡路があるので,行き交うことができる。 裂けた(?)ぶなが地中に入っているのか? 生…
尾根が北北東へ向かい,西北西にある聖岳が左方向に見えてきた。 背後には天津山~十枚山。 布引山(中央奥)と笊ヶ岳(その右)。 ヒメシャラが現れ始めた。防火帯は,頼りなくなってきた。 天子ヶ岳がまだまだ遠いが,この後は,ぐんぐん近づくことになった。
三角点の北には防火帯が広がっている。手前はぬた場。 豆桜が咲いていた。 防火帯を40mほど下る。正面が天子ヶ岳だろう。 新緑や紅葉の時期には,さぞかし素晴らしいことだろう。 気持ちがいい場所が続くのは嬉しいが,なかなか歩かされる。
西沢峠から897.0m三等三角点「佐野村」への高度差約300mの急坂。道は薄いが,藪も無い。しかし,もう半月もすれば蜘蛛の巣だらけだろう。 柊の木が多かった。三椏の花もたくさん咲いていたが,まだ白い色が主体で,ほんのりとした橙の色にはなって…
『安倍山系』のための調査が終わった2014年の後半から2015年の終わり頃までは,気が抜けて山歩きの目標を失っていた。しかし,足跡を繋ぐ目標が次から次へと出てきた。その1つが天子山地であり,1月に白水山,2月に飛行機山という具合に歩き,今…
富士吉田市にある新倉山浅間公園のことが新聞記事として載った。 ここには2度行っている。時期は,いずれもちょっと山に入った所でアヤメの花が咲く時期。 確かに五重塔だが,意味としては忠霊碑とのこと。
地面近くを這うようなツツジにも花が咲いていた。 約1年8か月振りの端足峠。 きれいな鳥がいた。なぜか逃げなかった。 私の車を置いてきた由比港まで戻って来た。由比港は,さくらえびの水揚げて有名。
雨ヶ岳は,富士山の展望地として知られている。 雨ヶ岳は,標高が1800m近くあるので,まだ芽吹き前の木がある。 僅かに下るとムシカリ8オオカメノキ)の花が咲いていた。標高で500mほど下の端足峠まで多く咲いていた。国道139号では標高250m…