先週の日曜日は,ことの他に忙しかった。午前10時からは屋台の入魂式で家に帰ったのが12時過ぎ,午後1時からはその屋台の曳き廻し,午後3時からは長唄観賞会だった。午後3時と言っても,いい席をとるために開場の午後2時30分には行く必要があった。
会場は,明治時代に建てられ,近年になって修復された大日本報徳社の講堂。将棋の王将戦で大盤解説会が行われた場所だ。
観客は,200名ほど。人口がわずか10万人ほどなのに,一般の人に馴染みが薄い長唄にこれほどの人が集まるのには訳がある。
地元の祭では,三味線の生演奏による踊りが行われ,中には長唄や小唄などの局も区があるからだ。
出演者は,左から杵家勝彦,杵家浩基,杵家弥七比古の3氏。
長唄『浦島』
長唄『吉原雀』