黒羽舞音(クロハ・マイネ)

 事情があって書き込みを自粛していた。
 「黒羽舞音」は,いわゆる当て字であって,「クロハ・マイネ」を見てぴんときた方がいるだろう。「クロハ」も「マイネ」も鉄道車両の種類だ。
 クは駆動車=制御車,ロは昔の二等車=現在のグリーン車,ハは昔の三等車=現在の普通車であるので,クロハは,先頭車両であって,グリーン座席と普通座席がある車両ということになる。
 鉄道に詳しくない方からすると,「わざわざグリーン座席と普通座席が混じった車両を造るのか?」という疑問が湧くと思う。
 クロハが連結されている特急というのは,東京から離れている地方で活躍する車両が多く,そうした地域ではグリー座席専用の車両があっても満席にならず,列車全体の両数も多くはないこともあって,グリーン座席と普通座席の合造車が必要になってくる。
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 客車は,その車両の自重によって,ナ・ス・オ・マ・カといった符号が決められている。
 イは昔の一等車(称号が事実上消滅したが,最近になって復活),ネは寝台車であるので,マイネは一等寝台車ということになる。
 その画像も用意したかったが,無いので大井川鐡道のスイテの写真で勘弁を。テは展望車である。この車両は,西武鉄道の電車からの改造車ということだが,国鉄及びJRでもそうした例はある。
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 クロハ・マイネの名は,ちょっといただけない。というのは,電車のクロハと客車のマイネは,基本として連結しないからだ。