おんすしところほうらい1

 13年前から寿司屋通いをしている。3か月前にも少し触れたが,これからしばらくは,1つの店について書く。
 その店は,我が家から車で信号機で1度や2度と止まっても5分程度で着く「おんすしところほうらい」。静岡県西部では一番か二番と言われる店と言われているらしいものの,私は,他の名店に行ったことが無いのだから真偽の程はわからないが,いつも大満足で帰って来る。
 この店の親方が修業したのは,東京日本橋にある「おんすしところほうらい」。掛川に店を出してから25年ほど経つ。
 以前は,大きな看板があったが,改装に伴って看板を無くし,今は常連客とそのいわゆる口コミで客が集まって来る店だ。定員は,カウンターの11人が基本だが,混んでいる時は,4人掛けの特別席も使われるそうだ。
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 これがお品書き。これは,まさにただの飾りであって,書かれていない物が時期によっていくらでも出てくる。今夜に出されたのは,あなごの刺身,真鯛,金目鯛,ほうぼう,赤むつ,はた,赤むつのあぶり,サーモン,いくら,いか,うに,あじ,ぼたんえび,ほたて,青柳,とり貝,まぐろのづけ,平目の昆布締め,たこ,梅紫蘇かっぱ巻き,煮あなご,玉子焼きの22種類。
 お品書きにある中で出てきたのは,まぐろ,いくら,うに,えび,とり貝,ほたて,いか,たこ,あなごの9種類で,半分以下。
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 最初からびっくりした。穴子の刺身。親方から「これは,おそらく初めてだから当ててみてよ。」と言われた。確かに初めての食感と味。全くわからないので答えを教えてもらってびっくり。13年通っても初めての出会いがあるのだ。これは,写真を撮らなかったのが失敗。
 一番満足したのはたこだった。「えっ? たこで満足なんて!」と思う人が多いだろう。しかし,それがこの店の実力を示す一端であって,足の部分でなく腹の部分だったのだが,今まで感じたことの無い味わいがあった。写真は,拡大し過ぎてしまったことも手伝ってピンぼけ。パッと見はたことは思えないだろう。
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 この店に初めて来た人が驚くのはあなごだろう。口の中に入れただけでとろけてしまい,最近は,噛まずに終わることを楽しんでいる。塩・醤油・煮詰めの3種類があり,これは醤油。
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