東海道本線大井川橋梁

 大井川は,赤石山脈間ノ岳に源を発する大河だ。下り線は,1888年(明治21年)開通の16連で長さ1018m,上り線は,1959年(昭和34年)開通の17連で長さ1062m。
 上り線の橋梁の完成が随分と遅いが,東海道本線の複線化は,1913年(大正2年)で,大井川橋梁も複線化されていた筈だ。「筈だ」というのは心もとない話だが,資料が無いので仕方がない。
 写真で見ると上り線(左)と下り線(右)の間が空いているのがわかると思う。35年ほど前まではその間に橋梁があった。つまりかつての上り線が残されていたとみるのが妥当だろう。
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