先日,掛川から興津まで久々に電車に乗った。静岡までは大学時代の4年間で単純に計算して1000往復はしただろう。そんな時に暇つぶしにトンネルに要する時間を測ったり,トンネル内にある蛍光灯の本数を数えたり,大井川橋梁のトラス数を数えたりしていた。
久しぶりにそんなことをしながらの乗り鉄だった。
電車が昔に比べて速くなったことは,乗っていて実感できるので,金谷の手前にある牧の原トンネルで検証した。以前は通過に1分掛かっていたのが,今回は55秒。
トンネル内には蛍光灯があり,大学時代は点灯されていたりされていなかったりだったが,その後は点灯されていなかった。しかし,今回は点灯されていた。事故が起こった場合に乗客が避難しやすいようにという配慮だろうか。
島田~藤枝では,50年以上前に特急「こだま」の車両(151系)を使っての高速度試験をするための線路が上り・下りの間に敷かれたので,現在でも間が広くなっている。ちなみに,島田~藤枝には,現在では六合駅ができている。
石部トンネルに関係する旧線というと下の写真を連想してしまうが,それはさておき。
以前は1分45秒掛かっていたのが,今回は1分25秒。いくら何でも速過ぎるという感じだ。
約105本ある蛍光灯は,牧の原トンネルと同様の処置だった。
大学時代には,引き込み線(専用線)も数多くあった。
島田駅の西方では両側に何本もあった。今でもそれらしさがある。
焼津駅の東方の南側にある廃線跡は,今でもよくわかる。瀬戸川で線路脇に架かる遊歩道となっている橋は,昭和54年に操業を始めたサッポロビール静岡工場への専用線跡だ。僅か7年ほどでトラック輸送に換えられてその使命を終えたが,近年になって遊歩道として整備されたらしい。
乗っている電車からこの車両が最も東海道本線寄りに見えたのだから,この車両は,もっと奥側に留置されているのだろう。