細い月の新記録 月齢0.875

 細い月については,昨年の今頃に書いたことがある。
 下の写真は,5日前つまり1月2日に撮った写真だ。僅かにプレてしまっているのが残念だが,左上にあるのが金星。中央右下にあるのが月だ。
 この月が朔になったのは,前日の20時14分。この写真を撮ったのが17時20分で,その5分ほど前にこの月を双眼鏡で見つけることができた。ということは,朔からちょうど21時間後ぐらいの月である。それを月齢で表すためには「21÷24」をすればよい。結果は,0.875.
 今まで見た細い月の自己記録が1.0だったので,大幅な更新だ。しかも,34年振りだと思う。
 こうした月齢は,朔の時刻が大きく左右し,そうした条件に合う朔は,1年に3~4度だ。しかし,超低空まで澄んでいるとなると,時期が極めて限られ,天気も関係するので,1年に1度か2度しか機会が無い。
 今回の場合は,金星がすぐ近くにあったので,探すには都合が良かった。
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