天文

彗星

ZTF彗星がちょっと話題になっている。 私が最も思い出深いのは,1976年のウエスト彗星だ。 1986年のハレー彗星は,地球との位置関係が悪く,あまり明るくならなかった。次の2062年に何とか見たいものだ。

40年振りの天王星

11月8日の皆既月食では同時に起こった天王星食が話題になり,天文愛好家のみならず,多くの人が空を見上げた。写真を撮るためにスマホを向けた人も多く,その普及がもらたした効果もある。もっとも,スマホの拡大率ではいい写真が撮れず,「スマホの限界…

惑星集合

1982年に「惑星直列」が話題になり,その時も惑星が同一方向に見えた筈だ。 今回は,日の出が早い時期のうえに梅雨の最中ということもあって,見るのが非常に難しい。

あれから10年①

10年前の今日に金環日食が見られた。まさに光陰矢の如しだ。 金環状態になったのは,午前7時半頃の約5分ほどで,それに合わせてこの記事を発表した。

ぎりぎりの月食

去る19日に見られた部分月食は,食分が0.978という皆既手前の月食として異色だった。皆既中の月が赤銅色になることはよく知られているが,今回の月食でもそうなるかが注目点だった。 それはさておいて,私はそもそも「ぎりぎり」の物事が大好きで,安倍山…

単独名称の彗星

ちょっと古い記事だが・・・中日新聞 静岡新聞 日本人で単独の名前がついた彗星ですぐに思い浮かぶのは,本田彗星・池谷彗星・関彗星・森彗星・百武彗星。それに対して複数(最多で3人まで)の名前がついた彗星というと,いくつも思い浮かぶ。確かに単独発見…

あの日から9年

下の写真は,何を撮ったものかわかるだろうか。 金環日食で欠けた太陽の木漏れ日である。 その翌日に東京スカイツリーが営業を開始した。

気になる

楽しい漫画だが,天文屋の端くれして気になる点がある。

本を捨てる

家の中の片付けが続いている。 大学時代に買った本だが,ほとんど読まずに終わっていて,捨てるにあたって全巻に目を通した。 これも大学時代に買ったが,一読後にしまわれたままだった。この本は,改めて読み直していて,捨てることは無さそうだ。 1973…

木星・土星の大接近

表題については,テレビや新聞で紹介されたので説明は要らないだろう。 私も天体望遠鏡で見た。木星を見たのは,1985年ぐらいの木星が月すれすれに通過する現象以来だと思うが,土星ともなるとそれ以前だと思う。 夕刻ゆえに空が完全に暗くなっていなか…

日出時刻と日没時刻

あるブログの方が,1年に少なくとも4度,日出時刻と日没時刻についての書き込みをすることが通例になっている。そのおかげで,下の記事を読んでも納得できた。

コロナ繋がりにはならない

8年前の今日は,福岡・大阪・京都・名古屋・東京といった日本の大都市を横断する壮大な金環日食が見られた。 今日のちょうど1か月後の6月21日に日本で部分日食が見られる。 この日食は,地球全体としては金環日食で,皆既日食ではない。皆既日食と言え…

部分日食

昨日の午前に部分日食が起こった。 食分が静岡県でも0.3ぐらいありそうなので,見応えのある日食になると思っていた。 道具も用意した。 我が家は,別の建物の陰に隠れてしまうので,車で10分くらいの場所に行った。 しかし,あいにくの曇天で太陽がほ…

5年前の天文現象

あれからもう5年が過ぎた。日本で25年ぶりに見られた金環日食だ。次の金環日食まであと約13年。 始まった当初は,雲が多くて小雨が降り出す始末だった。

次に期待する日食

今回の日食に関するものとして,「次に日本で見える日食は,2019年1月6日。」という報道がある。それも部分日食であり,やはり期待するのは中心食(皆既及び金環)である。 日本で次に見られる金環日食は,2030年6月1日に北海道でだが,見に行くつ…

くもり一時「闇」

おとといの日食は,悪天候のせいで日本ではごく一部で見られただけに終わった。こればかりは,致し方のないところだ。 4年前の金環日食も,欠け始めてから少し経った時には小雨が降ってくる始末で,随分とやきもきさせられたものだ。 その3年前の2009…

日食の記事

金曜日の新聞に9日に起こる部分日食の記事が載っていた。 中日新聞は一面をめくった次のページ。 静岡新聞は社会面。

部分日食-3月9日

来週の水曜日の午前に部分日食が起きる。日本の場所によって食分の度合いは違うが,私が住む静岡県では太陽の直径の2割5分ほどまで月が入り,2時間ほど続く。 4年前の金環日食の時のことを思い起こしてくれればわかろうが,下の写真ぐらい欠けていても,…

ほうおう座流星群

一昨日の夜にBSプレミアムでほうおう座流星群のことを取り上げた番組があった。NHKのこの類の番組は,良質な物が多いが,その中でもまさに珠玉の内容だった。 ほうおう座流星群は,1956年第一南極観測に向かう「宗谷」の船上で目撃され,それ以来不…

水星を見る好機

今日の夕方,西の地平線近くに輝いている金星のすぐ右下に星があることに気がついた。「水星」と直感し,先ほど調べてみたら,どうやら間違い無いようだ。 水星は,太陽の近くを回る惑星なので,太陽からの離角が小さく,見る機会は少ない。天動説を唱えたこ…

幻の流星群2題

先週の新聞に「ほうおう座流星群」が58年ぶりに観測されたことが載っていた。 この流星群は,30年以上前から「南極観測船『宗谷』で見られた幻の流星群」として知られていた。1956年の出現は,「1時間に300個」ということなので,1分に5個とい…

月と金星

1月11日に内合を終えた金星が明け方の東天で1日ずつ高度を上げている。1月29日に金星と月齢27.4の月が接近した。細い月につきものの地球照も見え,きれいな眺めだった。

細い月の新記録 月齢0.875

細い月については,昨年の今頃に書いたことがある。 下の写真は,5日前つまり1月2日に撮った写真だ。僅かにプレてしまっているのが残念だが,左上にあるのが金星。中央右下にあるのが月だ。 この月が朔になったのは,前日の20時14分。この写真を撮っ…

小惑星・新星・超新星

昨日は,彗星の命名法について書いたので,今回は,小惑星・新星・超新星の命名法である。しかし,面白いのは小惑星だけである。どう面白いかと言うと,発見者が自由に名前を付けられるのだ。 本当だったかどうかは定かではないが,「やきいも」なんてのがあ…

裸婦女医彗星-彗星の命名法

アイソン彗星の崩壊について書いた時にラブジョイ彗星についても触れた。2ちゃんねるでは「裸婦女医彗星」と書く輩もいるが,言い得て妙ではある。 今回のラブジョイ彗星は,最大光度が4等級程度だが,2年前の今頃に出現したラブジョイ彗星は,まさに大彗…

不覚-水星食だったのか

一昨日の6時頃,勤め先の駐車場から玄関に向かう時に東の空に非常に細い月が見えた。こうした細い月をいくつか見た経験からして朔の30時間ぐらい前と推察した。後でわかったことだが,朔の約27時間前で,夕方に見える月なら月齢1.1に相当する。 貴重…

生き残るか-アイソン彗星

アイソン彗星崩壊のニュースは,昨日の19時及び21時のニュースでトップだった。今日になって核の一部が残っている映像が発表されて望みをつないだ。 写真は,インターネット上で拾った2011年に現れたラブジョイ彗星。昨日の話に出てきたクロイツ属の…

想定内-アイソン彗星の崩壊

昨日のブログに「アイソン彗星(中略)太陽から僅か120万キロの所を通過するので,崩壊してしまうことも考えられている」と書いたので,今日は仕事の合間にインターネットでアイソン彗星の情報を見ていたところ,「アイソン彗星が崩壊」という記事があった…

アイソン彗星は如何に

アイソン彗星が新聞やテレビで報道されている。昨年の今頃は,「満月よりも明るくなるかもしれない。」と騒がれ,私も「来年いっぱいは死にたくない。」と思ったものだ。しかし,期待通りの明るさにはなっていない。 日食や月食のように天体の運行から算出さ…

日食の本

天文書についての最終回。1991年7月11日にあった,皆既の最長時間が6分58秒にもなる日食だ。天文屋にとっては馴染みがあるサロスの周期でいうと,2009年7月21日に日本で見られた皆既日食の1サロス前のものだ。 見開きは,1963年7月2…