不覚-水星食だったのか

 一昨日の6時頃,勤め先の駐車場から玄関に向かう時に東の空に非常に細い月が見えた。こうした細い月をいくつか見た経験からして朔の30時間ぐらい前と推察した。後でわかったことだが,朔の約27時間前で,夕方に見える月なら月齢1.1に相当する。
 貴重な部類なので写真に撮ったが,露出が1秒ぐらい掛かったので,実際にはぶれぶれ。電柱の左にあるもやっとしたものが月だ。この後,6時25分ぐらいにも見た。
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 そして,その日の夕刊に今朝の水星食のことが載っていて,水星食があったことを初めて知った。月に隠された水星が月の後ろから出て来たのは6時30分頃。つまり,2度目に見た直後だった。水星食のことを知っていれば見ていただろう。
 しかし,実際のところ,6時25分の時点で月が薄明に消えて行くぎりぎりの状態だったので,1等星程度の明るさの水星が肉眼で見えたかどうかは怪しい。
 
 そして,今日の夕方。西の空に月齢1.3の細い月が見えた。これは,写真に撮らなかった。