山を歩いていて，手作りの道標に助けられることがある。
下の道標は，安倍山系の夕暮山の西方にある。
この付近の神社にあるトイレに入ったところ，この方が描かれた付近の略図があり，それに従って山に行ったところ，これらの道標があちこちに設置されていた。
ちなみに，この方による道標は，安倍山系でない場所にもあるらしい。
一般路でない場所にある道標は，実にありがたい。
この道標のように，略図を描き込んである物もある。「四十一坂」というのは，地形図に載っているものの，一般路が無いので，こうした内容はありがたい。
しかし，１つ問題点がある。と言うのは，藁科川に架かるつり橋は，中部電力が管理していて，「通行は，関係者のみ」と書かれていたと記憶している。この道標を作った方が，仮に中部電力に許可をとってあるとしたら，そのことをこの略図あるいはつり橋のたもとに記す必要がある。
竜爪山の北にある行政の手によると思われる道標には「野田平」の記載があるが，その方面に行く道は，一般路でないうえに藪がある。まるで遭難を奨めているかのような道標である。
