現在でこそ
南アルプスでも食事付きの宿泊が当たり前だが,昭和の終わり頃はそうでもなく,さらに山が大きく,小屋間も長い
南アルプスは,敷居が高過ぎる場所だった。
そこでまず行ったのは,初心者でも大丈夫な
仙丈ヶ岳と
甲斐駒ヶ岳。先ほどのことと矛盾するが,テント持参で食事も自炊。
電車とバスで行ったのだが,静岡方面からは随分と遠回りだ。
富士で
身延線に乗り換えて
甲府まで行き,そこから広河原までバス。合計6時間ほどの道中だ。当時は,広河原まで車で入ることができ,それならば5時間未満で行けたと思う。
長距離運転を避けたかったかどうかは忘れたが,その2週後には
霧ヶ峰やら
浅間山方面へ車で行ったのだから,自分でもよくわからない。
この本の著者は,当時に
南アルプスの第一人者と目されていた山岳写真家の白籏史朗氏。表紙は,八本歯辺りからの
間ノ岳だと思うが・・・。
赤石岳辺りに行ったのは,さらに9年も後だが,現在では
南アルプスの
北アルプスも難易度には差は無いと思っている。とは言っても,この10年で行ったのは,北アが焼岳,南アが夜叉神峠辺りなので,とても行ったという感じはしていない。
この本の著者も白籏史朗氏。表紙は,
間ノ岳(手前)と
北岳(右奥)