南アルプスに入る

 地元静岡にある南アルプスに入ったのは,北アルプスに遅れること4年。
 現在でこそ南アルプスでも食事付きの宿泊が当たり前だが,昭和の終わり頃はそうでもなく,さらに山が大きく,小屋間も長い南アルプスは,敷居が高過ぎる場所だった。
 そこでまず行ったのは,初心者でも大丈夫な仙丈ヶ岳甲斐駒ヶ岳。先ほどのことと矛盾するが,テント持参で食事も自炊。
 電車とバスで行ったのだが,静岡方面からは随分と遠回りだ。
 富士で身延線に乗り換えて甲府まで行き,そこから広河原までバス。合計6時間ほどの道中だ。当時は,広河原まで車で入ることができ,それならば5時間未満で行けたと思う。
 長距離運転を避けたかったかどうかは忘れたが,その2週後には霧ヶ峰やら浅間山方面へ車で行ったのだから,自分でもよくわからない。
 この本の著者は,当時に南アルプスの第一人者と目されていた山岳写真家の白籏史朗氏。表紙は,八本歯辺りからの間ノ岳だと思うが・・・。
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 赤石岳辺りに行ったのは,さらに9年も後だが,現在では南アルプス北アルプスも難易度には差は無いと思っている。とは言っても,この10年で行ったのは,北アが焼岳,南アが夜叉神峠辺りなので,とても行ったという感じはしていない。
 この本の著者も白籏史朗氏。表紙は,間ノ岳(手前)と北岳(右奥)
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