読み鉄－名列車シリーズ

　この本で言っている「名列車」とは，普通列車よりも速い優等列車のことで，快速，準急，急行，特急のことだ。

　中央線で活躍した幾多の名列車が紹介されている。読んでいて特急よりも急行よりの話が面白く，食堂車が連結されていたという現代では信じられない話もある。

 

　東海道本線は，昼行編と夜行編の２冊に分かれていて，夜行編が先に発売になったのが面白い。夜行編となると話の中心は，寝台特急だ。

 

　昼行編での主役は，昭和３３年に運転が開始された特急「こだま」。