安倍のミックス

 『安倍山系』執筆の調査のために同行してくれたSさんが駄洒落の名人で,下巻には,放置された茶畑→放置茶,廃寺→寺・エンドといったことを紹介した。
 11月も半ばとなったこの時期,例年なら安倍山系の調査を開始しているが,発刊が終わったので調査の必要が無い。目標・目的が無くなったので,山に行く気が起こらず,昨日も今日も家にいる。
 そんな時にSさんが「安倍山系の100のコースを選んでまとめたらどうか?」と提案してきた。名付けて『安倍のミックス』。
 提案はありがたいが,上・中・下が自宅の物置で下の写真のような状態になっているのに,また新しい本を出したら本がさらに溢れてしまう。
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 『安倍のミックス』は,もちろん「アベノミクス」に掛けているのだが,完全な失敗政策になぞらえる気は起こらない。
 今回の解散の理由には,多くの人と同様に異論がある。
 庶民としては,今年4月の消費税8%に反対だった。それを強行しておきながら「消費税を10%にすることを先延ばしすることに国民の信を問う。」とは,理屈が通っていない。
 消費税の変動は,『安倍山系』にも影響が出てくる。と言うのは,書店への卸し価格に消費税をつけていたので,今年の4月にすべての書店に対して,それまでの清算をした。同様のことが来年の10月にも予定されていたので,その煩わしさを避けるために,4月以後は,卸し価格に消費税をつけないことにした。つまり私にそれだけお金が入らないということだ。
 消費税の10%への上昇は,平成29年にするらしいが,その時ともなれば『安倍山系』の再値下げをする時期になっているので,消費税の変動と同時にすれば,煩わしさが1回分減ることになる。
 
 さて,上巻と中巻の値下げに際しては,一部の書店からそれらの本を引き上げさせたので,売れ残っていた本が20冊ほど自宅に戻って来た。半数以上が再び書店に出せないような傷みがあった。
 それを自宅に置いておくのも厭なので,静岡県内の書店に寄付することにした。この本を知らない人に知ってもらって購買に結びつけてもらいたいからだ。
 自宅にある膨大な切手の消費にも役立つ。切手をこれだけ数多く貼ると,郵便局で係の方も内心面倒臭いと思われるだろう。しかし,これらを持って行った時は,ちょっと運が良かった。「研修中」という札をつけていた人が担当していて,その人にとっては「こういうお客もいるんだ。」という経験になったと思うからだ。
 切手の貼り方にも美学(笑)があり,右の4つの封筒の上から5枚は,62円×3枚+7円×2枚=200円になっている。
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