寝た子を起こすな

 時期外れの桜を見ながら向かったのは,夜叉神度の入口。
 この山行は,次のような予定だった。夜叉神峠入口→夜叉神トンネル東口→桧尾峠→高谷山→夜叉神峠→夜叉神峠入口
 しかし,夜叉神峠入口にある看板には,写真にあるように,ゲートの先は,歩行者も通行止めだった。しかし,これは,実際問題として夜叉神峠~広河原が通行止めであって,「夜叉神峠東口までは歩いても構わないのでは?」と思った。そこで,ゲートの左奥にある小屋の中にいる番人に話をして「通行可」のお墨付きをもらおうとした。番人は,居眠り中で,普通の声では起きず,ちょっと大きめの声でようやく起きてくれた。
 話をすると「逆の行程で下りて来たなら,いくら何でも『戻れ』とは言わないから通ってもいいが,初めからその区間を歩くのは駄目。」という予想外の返事。
 「それなら逆の行程でよいのでは?」と思うが,話は簡単ではない。
 というのは,夜叉神峠東口と桧尾峠との間に山腹を横切る箇所があり,そこの場所の状態がかなり悪いらしい。逆行程にしてそこが通過できなかった場合は,高谷山まで登り返さなければならない。
 当初の計画だったら,来た道を下るだけだから問題は無い。
 ということで,この山行は,高谷山を往復するだけの行程になってしまった。
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