「かきつばた」の5文字を頭に添えて和歌にした「唐衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思ふ」という見事な和歌のことで,その舞台が愛知県知立市であったことまでは知らなかった。
それはさておいて,「いずれがあやめかかきつばた」という言葉があるように,この違いは難しい。しかし,1000年間前の人がもてはやし,尾形光琳がかきつばたを絵にしているように,あやめやかきつばたを愛でる思いは,今も昔も違いはない。
まずはアヤメの写真。6月下旬に菅平で撮ったが,人工物が入ってしまっているのは興醒め。
次もアヤメ。6月下旬に奥秩父山域の焼山峠にて。
次は,我が家の庭に咲いたショウブ。場所によって花期にずれがあるが,全体を通しても僅か10日ほど。しかし,毎年の楽しみである。
その拡大版。