不遇の車両

 何の世界によらず,「不遇の〇」という物事があるが,鉄道の世界にも「不遇の車両」と言われるものがある。

 その言葉から581系及び583系を思い浮かべる鉄道愛好家は多いだろう。

 高度経済成長の中での必要から製造されたものの,高度経済成長によって新幹線網が整備されることによって活躍の場が無くなった車両だ。

 しかし,581系及び583系を名車として推す人が多いことも事実だろう。

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 続いては215系。

 全車2階建てで混雑の緩和を狙ったものの,扉の数が少ないことが駅での乗り換え時間が長くなることにつながった。

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 小田原駅にて

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 小淵沢駅にてホリデー快速ビューやまなし

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 しかし,特急然とした風貌に加え,ホリデー快速ビューやまなし」で利用客の多くが2階部分に集まる事実を見れば,この車両も名車と言えるだろう。(この写真は,1階部分)

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 高度経済成長に大活躍した車両と言えば101系だ。しかし,この車両も全モーターを回すには変電所の能力が足りず,すべての力を発揮できなかった面がある。(下の写真は,京都駅での103系)

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