目的は,スイッチバックの遺構を見るためだ。ホームは,かなりの傾斜があり,蒸気機関車時代には,この傾斜から出発することは不可能だった。それで右奥の水平部にホームを設けた。さらに先へ進むためには,その水平部から後退し,300mほど東にある水平部に突っ込み,再び進む向きを変え,そこで勢いをつけてからこの坂へ入った。
右奥が後退した時に使う水平部。上り列車がこの駅に停まる時には,その水平部に突っ込んでから向きを変えて上の写真の水平部まで後退して停まり,出発してから本線に入って先へ進んだ。
小さな駅だが,滝子山から下って来た人が乗る駅である。この時も10人弱がいた。
改札を入ると水平部を横切り,線路の下をくぐる。
ホームの下り側(左)と上り側(右)の間に段差がある。
かなり斜めになっている。これもロングシートだった。