上高地への想い

 昨年の10月に焼岳に行った。焼岳と言えば切っても切れないのが上高地。長野県に数ある山岳観光地の中でもおそらく最上級の位置づけと思われる風光明媚な土地だ。
 北アルプスでの最初の燕岳からの単独縦走で下山して来た時には,そのまま帰るのではもったいないので,痛い足を引きずりながらも大正池や田代池を散策して回った。
 上高地の魅力をいろいろな角度から紹介した本。表紙は,定番とも言える河童橋からの穂高連峰
 ところで,この本の初版は昭和42年。当時は白黒の写真のみの本が主流だったのだろう。「カラー」と書いてあるのが面白い。当時は,テレビも白黒番組が多く,テレビ欄に「カラー」と書かれていた。その応用といったところか。
イメージ 1
 
 穂高連峰の眺めが素晴らしいのは,その懐ろにある岳沢(岳川谷)による部分が大きいと思っている。
イメージ 2
 
 北アルプスに憧れる人がまず行きたくなるのが槍と穂高だろう。こんな本を暗記するぐらい読み込んだものだ。
イメージ 3
 
 実際に次の年には新穂高温泉から槍ヶ岳に行き,さらに次の年には涸沢に入った。しかし,台風の接近で登頂はできず,それを果たしたのはさらに5年後だった。奥穂と前穂には2度目に行ったのは,もう19年も前のことになってしまった。
イメージ 4