ところで,この本の初版は昭和42年。当時は白黒の写真のみの本が主流だったのだろう。「カラー」と書いてあるのが面白い。当時は,テレビも白黒番組が多く,テレビ欄に「カラー」と書かれていた。その応用といったところか。
穂高連峰の眺めが素晴らしいのは,その懐ろにある岳沢(岳川谷)による部分が大きいと思っている。
実際に次の年には新穂高温泉から槍ヶ岳に行き,さらに次の年には涸沢に入った。しかし,台風の接近で登頂はできず,それを果たしたのはさらに5年後だった。奥穂と前穂には2度目に行ったのは,もう19年も前のことになってしまった。