大井川鐡道側線1-まさに無残

 大井川鐡道を見学目的で初めて訪れた翌週,富士山中腹にある山ある気に行った帰りに再び大井川鐡道の見学に寄った。その日の山歩きは,大した見どころも無いことが初めからわかっていたので,山よりも大井川鐡道を楽しみにしていたのが正直なところ。
 まず行ったのが新金谷駅から南東へ延びる側線。私のプログへの書き込みや他のプログなどを見ると,興味をそそる表現があり,本線よりも面白そうだったからだ。
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 これは,亡霊と言ったところか。元々,他の蒸機のための部品取り目的で入れたC12208ということだが,この状態では部品を探すのも難しいかもしれない。
 手前にはコキのような車輛がある。
 左奥は,元名鉄のクハ861とのことで,2001年の夏には千頭駅構内にあったことが確認されている。いつここに回されてきたかは不明だが,疑問点が1つある。
 この写真では,右が院金谷駅方面で,左奥が側線の終点になっている。クハ861は,C12208よりも後にここの場所に来たのだから,次の3つの方法が考えられる。
①C12208を新金谷駅方面まで引き上げ,クハ861を奥に入れてから,C12208を再び運び入れた。
②手前のコキらしい車輛がある場所にあると思われる線路があるかどうかは不明だが,上にある架線を支える電柱がこの辺りだけ広くなっているので,線路があることは充分考えられるし,機回し線があっても不思議ではない。つまりこの機回し線を通してC12208の左奥に入れた。つまりコキらしい車輛がここに来たのは,さらにその後になる。
③夢の無い話だが,トレーラーで運んで来て,C12208の左奥に据えた。
線路にしても車輛にしても,草で覆われている部分が多いので,草がすっかり枯れる来年の1~2月にもう一度行って確かめてみるつもりだ。