大井川鐡道6-近鉄の車輛

 新金谷駅の南に大井川鐡道の車輛区兼機関区がある。その南端近くに近鉄の16000系が置かれていた。かつての特急仕様そのままということで,大井川鐡道の中では最高級の電車とのことだ。
 この電車が大井川鐡道に来た時には「こんな高級な電車が来たのか!」と驚いたことを覚えているし,今だに見る度に「乗ってみたい。」と感じている。ただし,大井川鐡道の線路規格がかなり劣るので,揺れは相当なものがありそうだ。
 大井川鐡道の電車に乗ったのは18年前が最後だが,金谷~新金谷の揺れのひどさに驚いた。金谷まで乗って来た東海道本線が舗装だとしたら,大井川鐡道は未舗装の凸凹道という感じで,ジュース入りのコップを置いたとしても跳ね上がってしまうような印象だった。この車輛は3編成があるとのことだが,写真のこの編成は,このまま留置されておしまいという感じだった。
 春のダイヤ改正で3割の減便があり,そう広くない車輛区なので,使わない時にはどうしても奥に留置する必要があり,それなら3編成を使い回すよりも2編成を使い回すのが楽な感じがするからだ。次に見学に行った時にも同じ所に留置されていたら間違い無いだろう。
 他の2編成が検修に入る時に使われることを祈るばかりだ。
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