つり橋

 安倍川水系にはつり橋が実に多い。『安倍山系』の中巻では,それについての文章も書こうと思っていたほどだ。
 2週間ほど前に浜松市でつり橋の金具が破損してつり橋の板面が45度ほど傾き,渡っていた高校生が擦り傷を負った事故があった。よくも擦り傷で済んだと思うが,それはさておいて,今日は,静岡市にあるつり橋の写真。
 長さが100mを越えるものもあれば,30mほどの短い物もある。
 まずは,藁科川の支流である黒俣川に架かる相俣にあるつり橋。ほとんど揺れず,地元の人に愛用されている橋だ。
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 次は,その橋の100mほど下流にあるつり橋。これも地元民に愛用されている。
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 この橋のさらに100mほど下流にもつり橋があるが,その写真は無い。
 
 黒俣川をさらに上流に遡った久能尾(きゅうのお)集落の北端にあるつり橋。かつては標高差で300mほど上にある八伏集落の人が利用していたと思うが,現在では畑仕事や山仕事に行く人と送電線を巡視する人が利用するだけだろうと思ったが,帰りにこの近くで猿を見たので,猿や猪,さらには兎やカモシカにも利用していることだろう。
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 最後は,西集落で藁科川の支流である杉尾川に架かる橋。これは,中央に危なっかしいながらも橋脚があるのでつり橋ではない。この橋の下流と上流にもつり橋が2つずつある。
 正面にある山に入ろうとしてこの橋を渡り掛けたら,僅かな霜で滑って渡ることができなかった。それで,下流にあるつり橋を渡って山に入った。
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 目指したのは,寺森山(左の755m峰)の方面だが,道が消えていて退却を余儀なくされた。この写真は,一昨年の11月に撮った物で,撮影地は,一昨日に紹介した雪の写真の場所。
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 長妻田集落の外れにある中河内川に架かるつり橋。畑仕事,山仕事,送電線巡視の人たちに加え,近くにある玉川少年自然の家に来る人たちが活動で利用することがある。
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