鉄道2題

 11月3日に山に行った。いつもの通り,興津駅までは電車である。
 辞書を見るたびに40年も前にある方が「辞書は読み物である。」という言葉が頭をよぎる。 「時刻表は『読み物』です」という言葉は,それに通じるものがある。
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 静岡駅に着くと臨時急行「やまなし中央」号が出発を待っていた。
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 臨時急行の筋は,臨時特急として使われることもある。
 土日に静岡6時50分発の興津行きが無くなるのは,その筋にとって邪魔になるからだろう。
 念のために臨時急行と臨時特急の時刻表を調べてみたら,『お宝鑑定団』風に言えば「驚きの鑑定結果」が。
 臨時急行は,東花輪まで運転され,その到着時刻は9時22分。臨時特急は東花輪に9時20分着。つまり2分しか違わない。しかも,臨時特急が富士を出た後に東花輪までに7つの駅に停まるのに対して,臨時急行は富士を出てから東花輪まで停車駅が無いのだ。とは言っても,ただ走っていては臨時特急よりも早く着いてしまうので,臨時特急が停車する駅に「運転停止」をして,東花輪の手前ではのろのろ走って臨時特急よりも遅く着くことで特急よりも遅いことを演出している。
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