塩尻を出た時は,8割の乗車率で,木曽谷に入るにつれて乗客が減ってきたが,2人分のボックス席が空くことは無く,駅弁を床に座って食べることも考えたが,木曽福島まで行けば空くと予想した。すると,奈良井で2人分のボックス席が空いた。しかも,木曽川を眺め易い右側だった。
甲府駅で買った駅弁は,1050円の幕の内。業者を確認すると,何と東京だった。トラック・電車のどちらで運ばれてきたのだろうか。
野菜の煮物・焼き魚・蒲鉾・卵焼きが入る幕の内の典型。おいしかった。
甲府駅には600円台の幕の内弁当もあったが,いかにもコンビニ弁当のような装丁だったので,それは買う気が起こらなかった。
上松には森林鉄道で活躍した車両が展示されていた。
上松から倉本で大失敗をした。,寝覚トンネルを過ぎた所に景勝地「寝覚の床」があると思い込んでいた。しかし,トンネルを過ぎてもただの木曽川の流れがあるばかり。寝覚の床は,トンネルの手前だった。「また撮りに行かなくてはならない。」と悔いたが,逆回りもやってみたいと思っているので,その時に撮ればいい。
木曽谷では中央アルプスが左に見えていたが,いい写真を撮ることができなかった。しかし,諦めていた頃,大桑~野尻で右後方に見えた。
トイレの横にあったボックス席に座ることができた。この席は,甲府からの211系にもあった。まさか,その席に座れるとは思ってもいなかった。
塩尻からの人たちがこの電車に流れてきたと思うが,出発してから10人ぐらいがトイレに入れ替わり立ち替わり入った。
211系は,運転を始めてから年月が経っているので,窓ガラスが白っぽくなっていて,車窓の写真を撮るには極めて不向きだった。