一昨日の夜にBSプレミアムで
ほうおう座流星群のことを取り上げた番組があった。NHKのこの類の番組は,良質な物が多いが,その中でもまさに珠玉の内容だった。
ほうおう座流星群は,1956年第一南極観測に向かう「宗谷」の船上で目撃され,それ以来不発の流星群だったために,「幻の流星群」と呼ばれていた。私がその存在を知ったのは,1972年に発売された流星に関する本の中の一節からだった。
この流星群を追った科学者などを特集した番組で,下手をするとすべてが無に帰する取材だったにも関わらず,それをNHKが追っていたことに感動した。また,内容も私の想定以上に夢のある物語として構成されていた。
この番組で紹介された一件を検証するために,我が家にある『
天文年鑑』が活躍した。
『
天文年鑑』は,40年も買い続けていた本で,実は2013年を最後にして,2014年版と2015年版は買っていない。そして,約40冊を処分しようかどうか考えていたのだが,今回の件によって捨ててはいけないことがわかった。