長野県の山巡り-焼岳4

 穂高を拡大して撮ってみた。山ひだの多さは,壮年期の山であることを感じさせる。左にある奥穂高岳と右にある前穂高岳とを結ぶ吊尾根が見事で,その下にある岳沢(岳川谷)は,上高地から穂高を仰ぐ人には,名前は知られなくても,穂高の素晴らしさを演出する要素として目に焼きつく風景だろう。
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 左奥にある尖峰が槍ヶ岳だ。『日本百名山』の中で深田久弥槍ヶ岳のことを「この頂きを登りたくなるのは当然だろう。」という感じで書いている。今年の9月の連休には登頂する人で2時間や3時間待ちだったそうだ。
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 日本の山岳観光地としても第一級の人気を誇る上高地。昔は,「上口」や「神河内」と呼ばれていたそうで,まさに仙境の地であっただろう。俗化されたとは言え,バスの乗客は,釜トンネルを過ぎると一斉に車窓に目をやる風光明媚の土地だ。
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