小惑星・新星・超新星

  昨日は,彗星の命名法について書いたので,今回は,小惑星・新星・超新星命名法である。しかし,面白いのは小惑星だけである。どう面白いかと言うと,発見者が自由に名前を付けられるのだ。
 本当だったかどうかは定かではないが,「やきいも」なんてのがあったと記憶している。
 
 命名法はさておいて,超新星について書いておこう。最近約2000年で銀河系内で見られた超新星は,185年,393年,1006年,1054年,1181年,1572年,1604年の7回だ。
 特筆すべきは,1054年のもので,その超新星があった場所には,現在「M1」あるいは「かに星雲」と呼ばれる天体がある。その天体を30年ぐらい隔てて撮った写真を見比べた天文学者が,その天体が拡がっていることに気づいた。ことの詳しい経緯は,忘れてしまったので省略するが,その天体の場所に超新星が現れたことが,平安時代藤原定家によって書かれた『明月記』によって裏付けされた。つまり「超新星が星の爆発の姿である。」ということが証明された。何とも壮大な話だ。
 写真(インターネット上のもの)は,その天体だが,私は,この天体を望遠鏡で見たことが無い。
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