尾瀬

 尾瀬には4度行ったことがある。
 初めて行ったのは1986年で,所属していた山の会の企画で連れられて行った感じだった。当時は,山に登ることを目的にしていたので,平地(でもないが)を歩くだけの尾瀬に行くのは正直なところ興味が無かった。しかし,沼山峠から下った大江湿原にはニッコウキスケが咲いていて,花を楽しむ山歩きがあることがわかった。
 その後は,水芭蕉の時期にも訪れ,再びニッコウキスゲを見たくなった。
 
 まずは会津駒ヶ岳を訪れた。この日は,バルセロナオリンピックカール・ルイス走り幅跳びで3連覇を達成したことを告げていた。
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 会津駒ヶ岳から下って桧枝岐にあるキャンプ場で「8月も半ばになるとニッコウキスゲが咲いているか怪しい。燧裏ならキンコウカが咲いているかもしれない。」と予定を変更した。
 燧裏の道は,御池から平凡に始まったものの,5分も経たない内に眼前の景色に脚が止まった。針葉樹に囲まれた湿原が,キンコウカで金色に輝いていた。
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 最後に訪れたのは1998年。ニッコウキスゲの時期を狙ったのだが,この年は季節の訪れが早く,ニッコウキスゲがほとんど咲いていなくて,広大な尾瀬牧場を歩いているという感じだった。しかし,雲と合い間って「尾瀬という小宇宙」という雰囲気を出してくれた。
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 木道と若い女性でいい感じの写真も撮れた。
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