故意に絡む話

 掛川市の『広報かけがわ』8月号の表紙は,6月23日に行われた聖火リレーで,第一走者は,来年の冬のオリンピックに選手としての参加が期待されている三木つばきさん。

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 その時のトーチを年末までに市内の全小中学校に回すことが紹介されている。

 しかし,子どもたちが物珍しさだけで結果として乱暴に扱うことが危惧され,その対策を徹底しないと非常に悲しい結末になることが考えられる。

 2004年のアテネオリンピックで体操男子団体で金メダルに輝いた水鳥寿思選手が地元の静岡に帰ってきて近所の子どもたちに金メダルを見せたところ,我先にと多くの手が出された結果,メダルの紐の部分が破けてしまった。

 子どもには「故意に傷つけてやろう」という気持ちは無いだろうが,私だったら許せない気持ちになっただろう。

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 これは,完全に「故意」である。

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 「宝物だったわけで、まぁ配慮が足らず、すいませんと、申し訳ないねと、いうことですわ」と謝罪した。

 これは,記者会見での記者とのやり取りの一部ということだが,これが許可も取らずに他人の物を傷つける行為を行った人の謝罪における言い回しと言えるだろうか。

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 ちなみに,金メダルを噛むことは,死に物狂いでやってきた選手だからこそ許される行為だろうが,下品と思えるそんな行為を取り上げる報道そのものが,私は厭だった。

 閑話休題

 SNS上では,「かわむらたかし(河村たかし)」をもじった「わたしかむから(私噛むから)」「たからかむわし(宝噛むわし)」「かしたらかむわ(貸したら噛むわ)」という言葉遊びが話題になったそうで,これに笑ってしまった私も,程度が低いと自認するしかなかった。