八段の最年少記録は,今までは加藤一二三氏が持っていたが,現代と当時では昇段の基準が違う。藤井二冠と言えども,以前の基準に照らし合わせれば,六段である。
加藤一二三氏が18歳で八段になった時は,「日本の歴史上で初めて」という意味で「神武以来の天才」と呼ばれた。「神武」という言葉は,もちろん神武天皇のことを指していて,その前年の6月までは「神武景気」が続いた。
ちなみに,その後には「岩戸景気」「いざなぎ景気」があるが,うまく付けるものだ。
王位戦は,挑戦者の4連勝に終わったが,細かく見ていくと第4局を終わった時点で挑戦者の1勝3敗という結果でもおかしくはない接戦だった。
さて,表題の「空前絶後」とは,下の記事である。新聞を開いてとにかく驚いた。個人をねたにした双六が新聞を飾るなんてことはまずあり得ない。