京都駅で買った駅弁を車内で食べた。
駅弁の匂いがすることで車内で駅弁を食べることもはばかられるご時世だが,コロナ禍ということでマスクをしている人が多いので,かえって堂々と食べられると割り切った。
この駅弁だが,米は普通の弁当に比べておいしかったが,おかずはいただけなかった。というのも,おかずの質が駅弁のそれではなく,コンビニの弁当と同じ質だったからだ。自社で時間を掛けて作り上げた物でなく,どこかの業者が作ったできあいの物を詰め込んであるのだろう。
弁当の箱を見て以前に食べたおいしくなかった駅弁のことが思い出された。駅弁の蓋の感じが同じだからだ。
2018年3月11日に米原駅で買った駅弁。
見てくれは豪華だが,おいしいとは感じなかった。
今年の1月4日に京都駅で買った駅弁。
これもおいしくなかった。
3つとも同じ会社の駅弁で,漬け物・つくね・卵焼きが共通だが,つくねと卵焼きがおいしくなかった。
この店は,開業して100年ぐらい経つそうだが,現在の弁当には心が籠っているとは思えない。元々そうだったのか,世の中が便利になってそういう商売のしかたを身に着けてしまったのか。