おんすしところほうらい227-煮蛤

 今年もおんすしところほうらいに通ったが,最も印象が強いのは,煮蛤が定番化したことだ。

 蛤を扱うすし屋は,少なくなっているとのこと。その理由を推測すると,以下の2つがある。

①火を通すと身が固くなるとのことで,そのあたりの加減が難しく,手が掛かる。

②水揚げ量が減って値が高騰していることで,注文する客が少ない。

 それらはともかく,煮蛤がある時は,それがあることを示すかのように,カウンターの片隅に蛤の殻が置かれている。

f:id:maturi1198:20191221162223j:plain

f:id:maturi1198:20191221162249j:plain

 

 先日行った時は,カウンターに膨大な量が置かれていた。その数50個。仕入れ値が1個1000円なので,全部で5万円とのこと。

f:id:maturi1198:20191221162322j:plain

f:id:maturi1198:20191221162345j:plain

 

 煮蛤は,1個で寿し1貫分なので,煮蛤50貫になる。

 煮蛤は,いろいろな物を煮詰めた「煮詰め」という甘だれをつけて出されるが,それが無しの物も食べたいと思い,2種類を注文した。

f:id:maturi1198:20191221162548j:plain

 

 この日は,昼間に来た客に1個が出されたので上記の2個と合わせて計3個が出され,あと47個が残っていた。それで3日後の散歩の時に寄って聞いてみたら,2日で33個が出たと言う。その日は,予約で10人強が来るので,残った14個を使い切ってしまうということだった。