京都行き7

 383系だろうか。
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 木曽川揖斐川の河川敷に僅かに雪があり,関ヶ原に近づくにつれて雪が増えた。関ヶ原が雪の難所であることと標高が高いことを実感した。雲がある所が伊吹山と思われる。
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 この5日前に京都女子駅伝が降りしきる雪の中で行われたので,京都にも雪が残っているかもしれないという心配が現実を帯びてきた。
 米原は,北陸本線が接続する交通の要衝なので,乗降客が多かった。私も新幹線限定なら,東京よりも米原の方が利用回数が多いかもしれない。
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 降り立った京都は,ぽかぽかとしたものだった。
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 ここからは文章が主体になってしまうが,ちょっとえらい目に遭った。
 目的地に行くための案内には,最寄りの七条御前通バス停に行くためのバスが3つ示されていた。33系統,205系統,208系統である。前夜の内にその系統に七条御前通バス停があるかどうかまで確認しておいた。
 何の疑いも無く205系統のバスに乗った。目的地は西方向なのだが,反対の東方向へ行った。「あれっ?」と思ったが,すぐに左折したので,「七条通りに出てから左折するだろう。」と思ったら直進。「循環バスだろう。」と思い,四条河原町交差点で左折すると思ったがまたもや直進。本能寺を横に見て京都市役所がある交差点でも左折せずに直進。その内にバスの中の目的地表示に「金閣寺」の文字が。
 「こんなのに乗っていたら定刻に遅れてしまう。」と思い,荒神口バス停で下車。すぐに京都駅行きバスに乗って戻った。
 バスを待っていたら時間が過ぎてしまうので,タクシーに乗った。
 運転手さんに顛末をぼやくと,「205系統は,循環であることは間違いないが,内回りと外回りがある。」とのこと。案内書にはそんなことは何も書かれていなかった。
 塩小路通りを走っている時に,タクシー運転手さんから「京都は,〇条通りの間に△小路通りがある。」との説明。伊東甲子太郎新選組に襲われた油小路がすぐに浮かんだが,梅小路が浮かんだのはタクシーを降りてからだった(不覚)
 バスの車内放送で七条のことを「ななじょう」と言っていたことが気になっていたので聞いてみた。「『しちじょう』だと『しじょう』と聞き間違えるので敢えてそういう場合があり,四条も『よんじょう』と言う場合がある。」
 七条御前通バス停の位置について教えてくれた時に「七条おんまえ通」と読んだ。1989(平成元)年に立山連峰で京都から来た人が劔御前を「つるぎおんまえ」と言った訳が28年の時を経てわかった。
 掛川駅南口の店で安い切符を買って往復で640円を浮かしたが,差し引きで900円も損をしてしまった。
 これなら徒歩が1kmを越えるが,案内にもう1つ示された西大路駅から歩くことをするのだった。そうすれば切符が京都市内行きだったのでただだった。
 しかし,金と時間の損失もあったが,いろいろなことを知って有意義なひと時ではあった。その中には河原町仏光寺交差点の南西側に蔦に覆われた廃屋があったことも入っている。
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