次に期待する日食

 今回の日食に関するものとして,「次に日本で見える日食は,2019年1月6日。」という報道がある。それも部分日食であり,やはり期待するのは中心食(皆既及び金環)である。
 日本で次に見られる金環日食は,2030年6月1日に北海道でだが,見に行くつもりだ。皆既日食は,2035年9月2日で,新潟県から茨城県に掛けてで,これも群馬県にでも遠征したい。
 2041年10月25日にも金環日食がある。これは,北陸地方から中部地方に掛けてで,私の住む掛川でも見られる。一生の内に2度も金環日食が地元で見られるなんて何と幸運なことか。計算上では,地球上の1点で,皆既日食あるいは金環日食が起こる割合は,それぞれ340年に一度である。
 次の中心食となると,2080年台となり,私はおそらく生きていない。こうした時に人のはかなさを感じる。
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 ところで,どこかで「『日食』という表記は雰囲気が出ない。『日蝕』と書いてもらいたい。」という文章を読んだ。
 推古天皇が死ぬ間際の話だったと思うが,食分(太陽が欠ける割合)が高い日食があり,ある古文書には「日,蝕え尽きたり」という文言があったそうだ。少なくとも下のような感じになっていたのであろう。
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