将棋極妙3-煙詰め

 詰将棋で駒がだんだん無くなっていくものを「煙詰め」という。
 3六金,4五桂,5三銀が邪魔なので,それをどかしていくが,その中に詰め上がりのための工夫が1つある。
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 見所は,5手目の6二角成のただ捨て。
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 第11番は「十二ヶ月」,これは「十三ヶ月」の題名がある。太陰暦の時代なので,1年が12か月と13か月の年があるが,それを題名にしている意味がわからない。
 それはともかく,この問題も8筋に並んだ4つの駒をどかしていく。初手は,9四飛しかなく,3手目は,8四馬か9三桂成しかない。
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 詰め上がりの場所は,玉がほぼ対角線の場所まで動いた1八。
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