今年の山の花を振り返る(霧ヶ峰2)

 レンゲツツジを見に行った3週間後にニッコウキスゲを見に再び霧ヶ峰に行った。
 霧ヶ峰ニッコウキスゲは,2010年に鹿による食害で壊滅したが,電気柵を張ったことによってその中だけは回復してきた。
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 この時期の花と言えば,タテヤマウツボグサも多い。八ヶ岳の東にある飯盛山の説明板には,レンゲツツジニッコウキスゲマツムシソウと並んで,タテヤマウツボグサが紹介されている。
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 ニッコウキスゲと一緒に群生することが多いのがイブキトラノオだが,壊滅して以来,棲み分けが進んでいる印象を受ける。
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 花期が長いハクサンフウロも多い。
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 前にも書いたが,日光キスゲ立山ウツボグサ,伊吹トラノオ,白山フウロ,という具合に,花の名所を冠した花が咲き誇るのが嬉しい。
 
 前日のブログで紹介したコバイケイソウは,まだたくさん咲いていた。
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 前日のプログで空気感が伝わってくることを書いた。ニッコウキスゲの時期の空気感は,何と言っても下界の蒸し暑さから逃れた涼しさだ。
 山歩きに興味が無い人でも「『霧ヶ峰』ってエアコンの名前にあったよな。」という声を聞くことがある。ブログ仲間のittaさんが「三菱のエアコンには,『霧ヶ峰』の他に『軽井沢』と『上高地』もあった。」と教えてくれた。